EL 第3節
- 2014/10/24
- 11:30

lapresse.it
イタリアの歯車が狂い始める。
ユーヴェ、ローマと来て、ナポリも沈む。
誰が教えたのか分からないが、無謀なターンオーバーほど無意味なものはない。
順位では余裕なものの、チームの士気にも繋がる。
そして…一体ミチュを獲得したことに何の意味があるのか?
また再び勝てなくなった不安定なインテル(最後の勝利は21日前)。
現在の1試合につき平均勝ち点1という全く褒められたものではない成績は、
過去ならば解任レベルの成績である(それに加えて、セリエ最高年棒監督)。
そして今日、マッシモ・モラッティ前会長が名誉会長職を辞任したことを発表した。
このことにより、本当の意味で新たな道を歩むことになったインテル、唯一誇れることは、
欧州の舞台で474分間完封していることか(&欧州大会9試合連続で無敗)。
そんな中、これまでの3試合で全勝を飾っているのがフィオレンティーナ。
これまでELで11戦無敗を維持していたPAOKを、ギリシャの地で葬る。
リーグ戦ではイマイチでも、欧州の地では結果を出し続ける。
これまで7得点0完封、勝ち点9、グループ突破に王手をかけた。
…それにしてもなぜ、この欧州バージョンのヴィオラが、リーグ戦では見られないのか?
そして、予想をはるかに超える結果を出しているのがトリノ。
それに加え、これまでの欧州戦7試合で、未だに完封を維持。
ホームで更なる勝利を飾り、ついに順位でトップに躍り出る。
そして…待ちに待ったアマウリ登場(158日ぶりのゴール&トリノ移籍以来初ゴール)。
スタッド・ド・スイス (ベルン)

lapresse.it
オアロ(52’)、ベルトーネ(90’+2’)
ヤングボーイズ (4-2-3-1)
ムボゴ
スッター、ビロティッチ、フォン・ベルゲン、レクヤクス
サノゴ・ジュニア、ガイッチ
シュテッフェン、久保(71’ベルトーネ)、ヌッツォロ(86’ロシャ)
オアロ
監督: ウリ・フォルテ
ナポリ (4-2-3-1)

repubblica.it
ラファエウ
マッジョ、エンリケ、アルビオル、グラム
インレル、ジョルジーニョ(75’カジェホン)
メルテンス、ミチュ(61’ハムシク)、デ・グズマン(84’イグアイン)
サパタ
監督: ラファエル・ベニテス
警告: ビロティッチ(30’)、サノゴ(49’)、レクヤクス(55’)、
ジョルジーニョ(67’)、グラム(72’)
主審: ルディ・ブケ (フランス) (5,5)
↓
後半の半ばには、ボールをコントロールしながらエリアに入ったハムシクが、
ビロティッチと接触した。 PKの判定が与えられても不思議ではないファウルだった。
一方で、オフサイドポジションからゴールを決めたカジェホンのゴールを取り消した判定では、
よく状況を見ていた。
採点: Calciomercato.it より
BSCヤングボーイズ
ムボゴ(6,5)、スッター(7)、ビロティッチ(6,5)、フォン・ベルゲン(7)、
レクヤクス(6)、サノゴ・ジュニア(7)、ガイッチ(7)、シュテッフェン(7)、
久保(6,5)、ベルトーネ(7)、ヌッツォロ(7)、オアロ(7,5)
ウリ・フォルテ監督 (7)
SSCナポリ
ラファエウ(5,5)、マッジョ(5,5)、エンリケ(5)、グラム(5)、
ジョルジーニョ(5)、カジェホン(6)、デ・グズマン(4,5)、
ミチュ(4,5)、ハムシク(5,5)、メルテンス(5,5)、サパタ(5)
ギョクハン・インレル (6)
対戦相手のレベルの高さからそこまで中盤で多くの仕事がなかったことではなく、
マッジョとカジェホンに約20mの距離の見事なボールを送ったプレーが、合格点に値する。
まさにこのプレーこそが、普段彼が習慣的にすべきプレーである。
しかし、チームメートがそのボールを活かさなかったことには残念だ:
そのプレーとは、見事なアシストのことである。
ラウール・アルビオル (4,5)
オアロは、選手のレベルとしては、そこまで悩まされるべき選手ではなかったはずだが、
何回も彼に冷や汗をかかせた。
同フランス人FWが決めたゴールでは、グラムの動きが遅れたせいで
彼がカバーしに行かなくてはならなくなり、
その結果同FWをエリアの中心でフリーにさせてしまった。
よって、守備陣全体で共有する共同責任である。
ラファエル・ベニテス監督 (4,5)

SSC Napoli - Official Page
OK、ELはリーグ戦ほど価値はなく、
目を瞑ってでも突破できるグループに入れたことは幸運だった。
しかし、このような大会で、チャンスに絡むことはできず、
これまでも一度もチャンスに絡んでこなかった選手たちを、
本来のポジションではないポジションで起用したり、
プレーできるコンディションにないのにピッチに配置してはいけない。
交代はあまりにも遅すぎ、後半を放棄した行為は許されない行為である。
酷いにもほどがある。
PAOK - フィオレンティーナ 0-1
スタディオ・トゥンバ (テッサロニキ)

lapresse.it
バルガス(38’)
PAOK (4-3-2-1)
グリコス
スコンドラス(12’キシオウ)、ミゲル・ヴィトール、カツィカス、ラツ
ツァンダリス、ツィオリス、カセ
サルピンギディス(81’パパドプロス)、ペレイラ(54’ゴラサ)
アタナシアディス
監督: アンゲロス・アナスタシアディス
フィオレンティーナ (4-3-2-1)

lapresse.it
タタルシャヌ
リチャーズ、トモヴィッチ、バサンタ、パスクアル
クルティッチ、バデリ、バルガス
バレロ(66’ラッザリ)
イリチッチ(79’マリン)、ベルナルデスキ(58’クアドラード)
監督: ヴィンチェンツォ・モンテッラ
警告: キシオウ(19’)、バルガス(24’)、ラツ(34’)
主審: フェリックス・ツバイアー (ドイツ) (6)
↓
試合中ずっといつもの判断基準でレフェリングし、
このドイツ人レフェリーにとってレフェリングするには楽な試合だった。
採点: Calciomercato.it より
PAOKテッサロニキ
グリコス(6,5)、キシオウ(5,5)、ヴィトール(5,5)、カツィカス(4,5)、
ラツ(5)、ツァンダリス(6)、ツィオリス(6,5)、カセ(5,5)、
サルピンギディス(6)、ペレイラ(6)、ゴラサ(6)、アタナシアディス(5,5)
アンゲロス・アナスタシアディス監督 (5,5)
ACFフィオレンティーナ
タタルシャヌ(6)、リチャーズ(6)、トモヴィッチ(5,5)、バサンタ(6)、
パスクアル(6,5)、バレロ(6,5)、クルティッチ(6)、バデリ(6)、
イリチッチ(7)、クアドラード(6,5)
フアン・マヌエル・バルガス (7)
テッサロニキの夜のマン・オブ・ザ・マッチである。
同ペルー人選手は、ゴール目の前でGKに跳ね返ったシュートを軽く押し込み、
モンテッラ監督率いるチームに、イタリアへ勝ち点3を持って帰らせることに貢献した。
後半にはスペースをもっと利用してプレーしたが、放ったシュートはポストに嫌われた。
フェデリコ・ベルナルデスキ (5)
この若きFWにとって、忘れるべき夜となった。
無尽のゴールに向かってシュートを外し、彼の動きは、イリチッチとバルガスの動きと
上手くシンクロしていなかった。
ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督 (6,5)

lapresse.it
ピッチには、確実でコンパクトにまとまったフォーメーションを配置した。
ヴィオラは、試合開始早々攻撃的に試合をスタートさせ、
リードしてからも、試合のコントロールに苦労しなかった。
トリノ - HJK 2-0
スタディオ・オリンピコ (トリノ)

repubblica.it
モリナーロ(35’)、アマウリ(58’)
トリノ (3-5-2)

torinofc.it
パデッリ
マクシモヴィッチ、ヤンソン、シルバ
ダルミアン、ベナッシ(70’ノチェリーノ)、ヴィヴェス、エル・カドゥーリ、モリナーロ
アマウリ(67’クアリャレッラ)、マルティネス(75’バレート)
監督: ジャンピエロ・ヴェントゥーラ
HJK (4-2-3-1)
ドブラス(46’エリクソン)
ソルサ、ネイキネン、バー、ランピ
タイニオ(76’バイリネン)、アナン
サベージ、ロド、ザネリ(66’アルホ)
カンジ
監督: ミカ・レーコスオ
警告: アナン(43’)、クアリャレッラ(68’)、サベージ(83’)、カンジ(85’)
主審: シュテファン・クロスナー (スイス) (5)
↓
コントロールするには容易な試合だった。
採点が低いのは、彼のアシスタントに対するものであり、
32分は、少なくとも1mもアマウリの前にバーがいたにもかかわらず、
突然のゴールにそれを見失ったのか、旗を上げて存在しなかった
アマウリのオフサイドポジションを指摘し、ゴールを取り消した。
採点: Calciomercato.it より
トリノ
パデッリ(6)、マクシモヴィッチ(6)、ヤンソン(6)、シルバ(6)、ダルミアン(7)、
ベナッシ(6)、ノチェリーノ(6)、ヴィヴェス(6,5)、エル・カドゥーリ(6)、
アマウリ(6,5)、クアリャレッラ(6)、マルティネス(6)、バレート(6)
クリスティアン・モリナーロ (7)
マン・オブ・ザ・マッチ。
彼が決めたゴールで試合は動く:
35分に、ダルミアンはランピを引き付けたところで役目を終えようと決め、
モリナーロに対し、ただ押し込むだけで良い容易な浮き球を上げた。
彼はそれを見逃さずに左足を振い、順位において非常に貴重となる
勝ち点3をヴェントゥーラ監督にプレゼントした。
それに加え、ソルサの背後にしょっちゅう駆け上がり、
このDFにとって、モリナーロを抑えることは死ぬほど大変なことだった。
ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督 (6,5)

toronews.net
今ではもう暗記している正確なゲームのできる
バランスの取れたいつものチームをピッチに配置した。
対戦相手は、グループの中で最も恐れるべき相手ではなかった。
しかし、トリノは前進して行く。 その証拠がこれだ。
HJKヘルシンキ
ドブラス(6)、エリクソン(5,5)、ソルサ(4,5)、ネイキネン(5,5)、
バー(5)、ランピ(4)、タイニオ(5,5)、バイリネン(5)、アナン(5)、
サベージ(6)、ロド(4,5)、ザネリ(5)、アルホ(4,5)、カンジ(5,5)
ミカ・レーコスオ監督 (5)
インテル - サンテティエンヌ 0-0
スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ (ミラノ)

repubblica.it
インテル (3-5-1-1)
カリーソ
アンドレオッリ、ヴィディッチ、フアン・ジェズス
エムバイェ、クズマノヴィッチ(85’クルヒン)、エムヴィラ(54’エルナネス)、コヴァチッチ、ドド
グアリン(70’パラシオ)
イカルディ
監督: ワルテル・マッツァーリ
サンテティエンヌ (3-4-2-1)
リュフィエ
ペラン、サール、ポグバ(78’バイス)
テオフィル=カトリーヌ、ディオマンデ(86’コアデ)、クレマン、タバヌ
アムマ、ルモワーヌ
ファン・ウォルフスウィンケル(65’モネ=パケ)
監督: クリストフ・ガルティエ
警告: サール(42’)、フアン・ジェズス(80’)、エルナネス(89’)
主審: アンソニー・テイラー (イングランド) (6)
↓
両チームのエリア内で起きたエピソードをよく見て判断した。
両チームに対し、同様の判断基準でレフェリングした。
採点: Calciomercato.it より
インテル
アンドレオッリ(6)、ヴィディッチ(6)、フアン・ジェズス(5,5)、
クズマノヴィッチ(6)、エムヴィラ(5,5)、エルナネス(6)、コヴァチッチ(5)、
ドド(5,5)、グアリン(6)、パラシオ(5,5)、イカルディ(5,5)
フアン・パブロ・カリーソ (6,5)
前半はそこまで出番がなかったが、一度だけタバヌが放った狡猾なシュートに対し、
準備万端で反応し、コーナーへ弾きかえした。
後半にもタバヌが襲ってきたが、彼は再び弾きかえした。
サンテティエンヌは最後までゴールを狙ってきたが、
カリーソは常にシュートに反応する体勢が整っていた。
イブラヒマ・エムバイェ (5)
ようやく与えられたチャンスを上手く利用できなかった。
あまりボールには触れず、ゲームには少ししか参加しなかった。
ゴールライン近くにも一度も辿り着かず、クロスを上げたかと思えば、
それは忘れるべき酷いものだった。
このようにマッツァーリ監督は自身のはんだんを正当化し、
本来のポジションでもないのに、オビを起用することの方を好む。
ワルテル・マッツァーリ監督 (5)

repubblica.it
チームは、なかなか決定機が作れないままだ。
ナポリ戦に比べて、おそらく一歩後退した。
その理由として、まず1つ目に挙げられるのが、常にゲームをコントロールできないこと、
2つ目は、サンテティエンヌが対戦相手としてそこまでレベルの高い相手ではないことである。
ASサンテティエンヌ
リュフィエ(6)、ペラン(6)、サール(5)、ポグバ(6)、
テオフィル=カトリーヌ(6,5)、ディオマンデ(5,5)、クレマン(6)、
タバヌ(6,5)、アムマ(6)、ルモワーヌ(5,5)、ファン・ウォルフスウィンケル(5)
クリストフ・ガルティエ監督 (6)
歯車が狂い出すイタリア勢。
ユーヴェ、ローマ、ナポリという昨季のイタリアトップ3が負けた今節。
結果、2勝3敗1分。
前にはUEFAランクのポイントの話で盛り上がっていましたが、
今はそれどころではありません。
季節と共に寒くなって行くイタリアサッカー…
それにしても、トリノが好調なのが嬉しいですね。
ヴィオラは…なぜこの好調さがリーグ戦に反映されないのかが不思議…

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