セリエA 14-15 第21節 初日
- 2015/02/01
- 16:10

lapresse.it
第21節、最初のサタデーナイトは、2試合共に同スコアで終える。
そして、ここでも「色々な意味で」レフェリーが主役となる。
試合時間は90分、しかし「本格的に」試合が始まるのは、90分近くなってから。
そこで、90分間に起きえることが全て起き、そして結果的には、何も変わることはなかった。
ストゥラーロの「お別れ弾」をヘディングで軌道修正したタタルシャヌのオウンゴールから、
「オフサイドポジション」にいたババカルのアシストでロドリゲスが同点ゴールを決める。
そして、ジェノアが数的不利な状況になってから、一気に試合に火が付くも、
ペロッティがゴールを外せば、ジェノアにも在籍していたジラルディーノがゴールを外す(温情?)。
よって、結局お互いに欧州ゾーンに入るチャンスを逃し(特にヴィオラ)、
あまり意味のない痛み分けの形で終えた。
その試合中には、W杯決勝でレフェリングをしたリッツォーリレフェリーがふくらはぎを負傷。
交代を余儀なくされるというハプニングが起きた…(メッシーナ選定委員長、これからどうする…?)
さて、「バイオリンの弾き方を忘れてしまった」ガルシア監督とその音楽隊。
問題は、ジェルヴィーニョ&カスタンなのか、それとも別にあるのか?
確実に言えるのは、昨年のような「熱狂さ」が消えてしまったことである。
ホームでも、2回ともエンポリを相手に(90分間では)コッパイタリアと瓜二つの結果。
ここ10試合で6度目となるビハインドからのスタート。 そして、引き分け以上とはならない。
最早オリンピコでは、昨年の11月30日のインテル戦以降勝利がない。
ガルシア監督の顔からは笑顔が消え、ゲーム&アイデアも乏しく、混乱し、プレスも少なくなり、
途絶えることなくやって来る選手たちに比べ、チームは少し後退気味。
そして、イトゥルベは怪我、マノラスは一発退場、ナインゴーラン以外に救える選手は少ない。
どうした、ローマ? スクデットを獲るのではなかったのか?
こうなってしまっては、ユーヴェはともかく、ナポリとさらに差を縮められる可能性が高くなってくる。
これではいけない。 セリエが1強になってしまっては、ますます魅力が半減するばかり…
一方、コッパイタリア戦に続き、再びレフェリーにペナルティーを下され、
「偉業」を達成するチャンスを打ち砕かれたサッリ部隊。
順位表では全く喜ぶことなどできないが、サッリ監督のゲームには現実があり、未来があり、
大いに喜ぶことのできる要素で満ちている。
勇気があり、相手の2倍の距離を走り、監督の哲学はブレずアイデアは明確で、
ゲームはあり、チームはコンパクトにまとまり、何よりもローマへ真っ向勝負をしに来た。
それだけでも、十分高い評価に値する。
いつものようにアツくなり、抗議して退場処分を受けるも、確かにレフェリングは酷かった…
スタディオ・ルイジ・フェッラーリス (ジェノヴァ)

lapresse.it
タタルシャヌ(14’オウンゴール)、ゴンサロ・ロドリゲス(54’)
ジェノア (3-4-3)
ペリン
ロンカリヤ、ブルディッソ、ドゥ・マイオ
ストゥラーロ(90’イッツォ)、リンコン、クツカ、エデニウソン
イアゴ・ファルケ(87’ロージ)、ペロッティ、ニアン(70’レスティエンヌ)
監督: ジャン・ピエロ・ガスペリーニ
フィオレンティーナ (3-5-1-1)
タタルシャヌ
トモヴィッチ、ゴンサロ・ロドリゲス(84’リチャーズ)、バサンタ
ホアキン、フェルナンデス、バデリ、バレロ、バルガス
ディアマンティ(69’クルティッチ)
ババカル(74’ジラルディーノ)
監督: ヴィンチェンツォ・モンテッラ
警告: ブルディッソ(44’)、バレロ(72’)、ストゥラーロ(82’)
退場: ブルディッソ(81’累積警告)
主審: ニコラ・リッツォーリ (ボローニャ) (5,5)
↓
序盤に、ジェノアの2名の選手に対して、カードを出さなかった。
それから34分、ふくらはぎを怪我した為、交代を余儀なくされた。

corriere.it
マルコ・ディ・ベッロ (ブリンディシ) (5,5)
↓
ブルディッソに対して2枚目のカードを出した判断は正しかった。
一方で、ヴィオラが同点にした際には、ババカルがオフサイドポジションにいた。

採点: Calciomercato.it より
ジェノア
ペリン(6)、ロンカリヤ(6,5)、ブルディッソ(5)、ドゥ・マイオ(5,5)、
ストゥラーロ(7)、リンコン(6,5)、クツカ(6)、エデニウソン(6)、
イアゴ・ファルケ(6)、ペロッティ(6,5)、ニアン(7)、レスティエンヌ(6,5)
ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督 (7)
フィオレンティーナ
タタルシャヌ(5,5)、トモヴィッチ(5)、ゴンサロ・ロドリゲス(6,5)、
バサンタ(5,5)、ホアキン(6,5)、フェルナンデス(6,5)、バデリ(5)、
バレロ(5,5)、バルガス(5,5)、ディアマンティ(6)、クルティッチ(6)、
ババカル(5,5)、ジラルディーノ(6,5)
ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督 (6)
ローマ - エンポリ 1-1
スタディオ・オリンピコ (ローマ)

lapresse.it
マッカローネ(39’PK)、マイコン(57’)
ローマ (4-3-3)
デ・サンクティス
マイコン(82’ヴェルデ)、マノラス、ヤンガ=ムビワ、ホレバス
ピアニッチ、ケイタ、ナインゴーラン
イトゥルベ(25’フロレンツィ)、トッティ(40’アストーリ)、リャイッチ
監督: リュディ・ガルシア
エンポリ (4-3-1-2)
セペ
ヒサイ、ルガーニ、バルバ、マリオ・ルイ
ベシーノ、ヴァルディフィオーリ(84’シニョレッリ)、クローチェ
サポナーラ
プッチャレッリ(73’ムチェドリーゼ)、マッカローネ(58’ジエリンスキ)
監督: マウリツィオ・サッリ
警告: サポナーラ(43’)、クローチェ(50’)、フロレンツィ(58’)、ヴァルディフィオーリ(70’)、
アストーリ(91’)、ナインゴーラン(93’)
退場: マノラス(38’決定機阻止)、サポナーラ(45’+2’累積警告)、サッリ監督(59’抗議した為)
主審: カルミネ・ルッソ (ノーラ) (4,5)
↓
2名の退場者+サッリ監督を退場させた。
マノラスへ下した退場処分に関してはあまり議論の余地はないにせよ、
サポナーラへ2枚目のカードを提示した判断には、議論の余地がある:
とは言え、リプレイではそこまではっきりとは見えない。
最も重大なミスは、プッチャレッリに対してヤンガ=ムビワがしたファウルを見逃し、

エンポリへPKを認めなかった判断だが、とは言え、
その前の同FWのコントロールはルールに反したものだった。
そして、ピアニッチの蹴ったフリーキックを腕に当てたジエリンスキのハンドに関しても
再検討する余地がある:
レフェリーは、コーナーキックしか認めなかった。
そして最後に、クローチェに出したイエローカードは、適切なものではなかった。
採点: Calciomercato.it より
ローマ
デ・サンクティス(6)、マイコン(6)、マノラス(5)、ヤンガ=ムビワ(4,5)、
ホレバス(6)、ピアニッチ(5)、ケイタ(6)、ナインゴーラン(6,5)、
イトゥルベ(評価無し)、フロレンツィ(5)、トッティ(5,5)、アストーリ(5,5)、
リャイッチ(5)
リュディ・ガルシア監督 (5)
エンポリ
セペ(6)、ヒサイ(6,5)、ルガーニ(6,5)、バルバ(6,5)、
マリオ・ルイ(6,5)、ベシーノ(6,5)、ヴァルディフィオーリ(6)、クローチェ(6)、
サポナーラ(6)、プッチャレッリ(6,5)、ムチェドリーゼ(6)、マッカローネ(6,5)、
ジエリンスキ(5,5)
マウリツィオ・サッリ監督 (7)
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